2011年 2月号
今ここを生きる

『積み木くずし』で有名になられた、俳優の穂積隆信さんの人生を振り返る
ドキュメンタリーをやっていました。
俳優として活躍していた彼の家庭が、娘の家庭内暴力と非行でくずれゆく、彼はその娘と真剣に向き合い立ち直らせます。その一部始終を書いた本が300万部の大ベストセラーとなり、穂積氏は教育評論家として講演にマスコミに引っ張りだこに、その年収は2億円にもなります。忙しさで親子の時間が減り、そのきずなが薄れるのを補うつもりで、彼は中学生の由香里さんに5万円ものお小遣いを渡します。そして自分の醜態がドラマ化され世間に公開された娘の由香里さんは、いたたまれず再び非行に走り覚せい剤に手をだして逮捕されてしまうのです。すると彼は世間の非難の的になります。力を合わせて娘を立ち直らせた奥様とは金銭トラブルで離婚、由香里さんも若くして心不全で亡くなります。穂積氏はお金も家庭も全てを無くします。その上その後再婚した奥様が2年前に心筋梗塞で倒れられ、左半身がマヒとなり生活の全てを支えてもらわねば暮らせない状態になるのです。
 しかし不自由な体で施設で暮らす奥様は、テレビカメラに向かって微笑み「今最高に幸せです。こんな幸せな日がやってくるとは思いもしませんでした」とおっしゃいます。72歳で白髪の穂積氏は、「妻の介護が私の生きがいになっています。過去のつらい体験がなければ私は優しくなれなかったでしょう」と言いながら、必ずやる日課は、童謡が大好きな不自由な体の妻の為、二人で童謡を歌いながら寝ることだそうです。
 せっかく立ち直った娘と平和な生活がやってきたのに、大きな収入と華々しい活躍の結果、奈落の底に落ちた穂積氏は、力強く今ここを幸せに生きていらっしゃる、その姿に感動しました。
誰もが手に入れたがる「世間体とお金」って一体何、幸せって何でしょうか?

第25回 笑顔の集いご案内
毎年恒例になって開催される「新春笑顔の集い」が今年は、えくぼチャンメールという新システム導入のため2月と3月開催になりました。

 今時代が求めていることは、穂積氏のように一刻も早く大きく生き方を変えること、つまりパラダイムシフト(考え方の枠組みを変え引き上げること)をすることです。ゆえに今回の笑顔の集いのテーマは「価値ある人生ですか?・・・今、生き方を変える」です。
 私達人類に公平に与えられている絶対法則は、「自分の人生を自由自在にイキイキ生きられる」事を保証しています。しかし現実は、多くの方が縛られ、ストレスをため、やむなく苦しい人生を生きていらっしゃいます。あなたは「真理に則って自由自在に人生を楽しむ」なんて、他人事や高い理想の机上の理論だと思っていませんか?
 身近にしっかりと無限の幸せを引き寄せる為に、今すぐやるべき事は、今変えるべき考え方、価値観はなんでしょうか? 自分にとって「運気を上げて自由自在に楽しく生きる」ために、今何をするべきか、現実にどうむきあうのか、どう考えるべきか」を掴みにお越しください。今年もグーンと波動の高い感謝行で浄化とパワーアップを体験しにお越しください。お待ちしています。

のさかれいこ